新築と築浅の違いって？
賃貸物件の説明文などで「築浅」って言葉を見たことありませんか？新築ではないけど比較的新しい物件の事と、なんとなく理解できるけど、明確に築何年までの物件を指すのでしょうか。
定義は無い
「新築」には竣工後1年未満で未入居のものという明確な定義があります。つまり未入居のままでも完成から1年経ってしまうと「新築」とは謳えなくなってしまいます。しかし「築浅」に明確な定義はなく、不動産会社やサイトによって築浅とされる物件の築年数はバラバラです。中には築5年経った物件にも「築浅」の表記がされていたり…。お部屋探しの際は「築浅」表記を鵜呑みにするのではなく、築年数もしっかりチェックしておきましょう。
築何年なら許す？
その「築浅」表記、あなたなら築何年までなら許せますか？不動産情報サイト事業者連絡協議会のアンケートでは「築5年」と答えた人が一番多く、次いで「築3年」となっています。多くの方が築5年までなら「築浅」と認識しているようです。しかしお部屋の損耗具合は単純に築年数では測れないものです。今まで何度入退去があったのか？前入居者がどのように使用していたか？家主さんが退去後にどれだけ細かく修繕してくれているのか？築浅だからきれいとは限らない訳です。
判断基準として
築浅って「新しくてきれい」だけの判断基準ではありません。例えば耐震のこと。築浅の物件ならもちろん「耐震基準」も最新のもの。そして建築技術も日々進歩しています。新しい建物に住む「安心感」はお部屋探しの重要なファクターです。また築年数が浅い物件なら、備え付けられた住設備も比較的新しいものでしょう。古い設備だと故障の心配もありますし、せっかくの新生活に汚れや黄ばみが目立つシンクやお風呂ではテンションが下がってしまいますから。
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