賃貸に使われる床材
お部屋探しをしていると掲載物件の条件の中に「フローリング」をよく目にしますよね。ひと昔前はまだまだ「畳」や「カーペット」のお部屋が多く、フローリングのお部屋が「好条件」として打ち出されてました。しかし近年フローリングを採用するお部屋も増え、わざわざ床材を気にしてお部屋探しする方も少なくなってきたのでは?しかし床材は住心地に関わる重要なファクターです。各床材の特徴を知り、お部屋探しに役立てましょう。
賃貸住宅で最もメジャーな存在。木材の表面にワックスを施した板張りの床です。ゴミやホコリがお掃除しやすい、表面が硬いので家具による凹みや傷がつきにくい等の利点があります。そして木目はどんなインテリアとも相性が良いく、住む人を選ばないのも特徴。万人におすすめ出来るフローリング、しかし裏を返せば「無難」って事。個性的なお部屋を求めているなら、ちょっと物足りない感じはするでしょう。
塩化ビニール素材で作られたシート状の床材。水を弾くのが特徴で、水回りを中心に使用されてきた床材です。しかし質感やデザインの向上に伴い、居室にも採用されるケースが多くなっています。木目調のクッションフロアはフローリングと見間違うほど。デザインの豊富さで、お部屋を個性的に演出できるのが利点です。さらにクッション性があるので衝撃吸収や防音に効果があります。表面の柔らかさ故、傷や凹みの付きやすさには注意が必要です。
最近ではあまり見かけなくなったカーペット敷きのお部屋。足触りの柔らかさと暖かさが特徴で、音響きの少なさが利点です。デメリットとしては毛足の中にゴミ・ホコリが溜まりやすく、ダニの温床になってしまう可能性も。液体をこぼすとシミになり、家具の置き跡もつきやすい。退去時に交換費用を請求されることも多々あります。このようなデメリットの多さから、賃貸住宅に採用されるケースも減ってきているのでしょう。
単一木材から切り出された板材を使用したのが無垢フローリング。自然素材故の質感や表情が人気の床材です。賃貸住宅で使用されるケースはまだまだ少ないですが、こだわりのあるデザイナーズマンションやリノベーション物件に使用される事もあります。自然素材ならではの足触りが気持ち良く、滑りにくいのでペットを飼う場合にも利点があります。デメリットとしてシミのつきやすさ、傷や凹みに弱い事が挙げられます。
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