引っ越す前に知っておきたい「徳島県」
都道府県魅力度ランキング（2019年）で前年より2つ順位を上げ44位となった徳島県。うーん、都道府県っていくつあるんだっけ？っと、トボケてしまいたくなる順位ですね。他県の方々からしたら知っているのは「阿波おどり」「鳴門の渦潮」「祖谷のかずら橋」くらいのものか？確かに田舎と言われれば否定はしませんが。進学や転勤で徳島県に住むかもしれないあなた、ぜひ徳島のホントを知っておきましょう。
徳島県は日本で唯一「電車」が走ってない県です。線路の上を走っているのは「汽車」なんです。汽車と聞けば煙を吐いて走る「蒸気機関車」を頭に浮かべる方が多いと思いますが、徳島で地元の人が「汽車」と呼ぶのはディーゼルエンジンで走る機関車のこと。徳島県内にある駅の数は77ヵ所（全国42位：2019年）と多くないので、やはり移動手段の中心は社会人なら自動車、学生さんは自転車となります。なので徳島県でお部屋探しする場合は「駅近」はあまり重視されない場合が多いですね。
駅前と聞けば百貨店や商業ビルが立ち並び、人々で賑わうアーケード商店街…、そんなイメージが浮かぶと思いますが、徳島県では少し事情が違います。徳島駅前の象徴でもあった「そごう徳島店」が2020年8月に閉店。買い物客はますます郊外型ショッピングモールに流れる傾向にあります。徳島市の「イオンモール徳島」、北島町の「フジグラン北島」、藍住町の「ゆめタウン藍住」などが人気。移動手段が車中心の徳島では、郊外型で広い駐車場を備えた店舗が便利と感じる人が多いようです。
街には吉野川とその支流が張り巡らされ、東部・北部・南部が海に面し、総面積の80%を山地が占める徳島県。街中から少し足を伸ばせば自然と触れ合えるのが徳島の魅力です。釣りやマリンスポーツ、キャンプやハイキングなどアウトドアが趣味ならきっと楽しい休日が過ごせるでしょう。また豊かな自然が育んだ海の幸・山の幸が豊富なのもうれしい所。街と自然が調和する絶妙な「田舎感」、これが徳島の魅力なのかもしれません。
では実際に徳島でお部屋探しをする時に気をつけたい事。交通機関の少ない徳島の生活は車移動が基本です。駐車場が付いているのか？駐車場は敷地内なのか？しっかりと確認しましょう。物件に駐車場が無く近隣の月極を利用することになれば、費用もかかりますし駐車場までの移動も億劫です。社会人の方なら通勤の事も考慮しておきましょう。徳島は「水都」と呼ばれるように、河川に分断された小さな島の集まりのような地形です。その島々を橋で繋いでいる訳ですから、通勤時間には各橋で渋滞がおきます。通勤時間をできるだけ短くしたいのなら、勤務地までに渡らなければならない橋の数が少なくて済む場所に住むことをお勧めします。
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